オタク自省録

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懐古勢ディズニーオフ 後編

ディズニーランドの最寄り駅、舞浜にたどり着いて我々が最初にしたことは酒の入手であった。コンビニで安いジンを購入し、筆者持参の水筒に注ぎ込むことでディズニーランドへの酒気持ち込みを可能にした。良い子は真似してはダメである。

入園したはいいものの、筆者たちは入園料をケチり、午後三時からのみ入園できるスターライトパスでディズニーへの侵入を試みたため、主要なアトラクションのファストパスが既に尽きており、二時間以上の待ち時間の耐久を余儀なくされた。あらかじめ覚悟していたことであったので、そこら辺の出店でディズニーキャラクターの被り物を買い上げ、気分で楽しむ作戦を決行した。なお、溢れんばかりの闇を背負った小二巫女氏はディズニー入園直後に「眩しくて見えねえ」と零しており、園内では影となっていた。それを体現する出来事として、ミニーマウスの被り物を彼が購入してからというもの、ミニーなくして彼を認識することができなくなってしまった(実話)。

 

一つ目のアトラクション、スペースマウンテンの待機時間になおちゃんが遅れてやってきた。彼は言語能力に障害を持つため、しね、ガイジ、アスペ、などの単語でしか思考を表現できなくなることがよくあるのだが、今回はレアキャラというか、ゲスト的役割の佐賀県民がいたこともあり、「お前ほんと気持ち悪いよ」と、主語述語を用いた綺麗な日本語で嫌悪感を表現してくれた。

待機時間は長く、登っていた日が沈むまで続いた。その間、五年間の思い出に浸ったり、酒を飲んだり、男性陣の臀部を愛撫したり、佐賀県民のお土産である海苔を貪ったり、左手をしばき合うゲームで理不尽に左手を傷つけたりした。そうしてようやくやってきたアトラクションの時間。しかしスペースマウンテンは2人1列、1台3列の乗り物である。対して我々は7名。何をどうしてもひとり余りが出てしまう。「ここは多数決で一人で乗る人を決めよう!」筆者の鶴の一声で7人は互いを指さした。6名の指名により筆者が一人で搭乗することとなった。

あくまで民主的な選別であったため文句も言えず、筆者は一人で暗闇の中を疾走し、声を押し殺して夢の国を楽しんだ。途中でこらえきれず叫んだりした。その際、筆者には聞こえなかったが、たこアレが「トイレいきたい!!!」と劈く声で叫んでいたらしい。筆者は一人だったため何も知らない。

 

続いてホーンテッドマンションの列に並ぶ。100分待ちとの表記であったが、明らかに120分以上並んでいたように思う。時刻は午後6時を回り、気温も下がってきた。お互いの手の温度を確認したり、マフラーを奪い合ったり、物まねをさせたり、海苔を食べたりしていた。待ち時間は長かったが、その分皆とおしゃべりができたため、筆者は満足している。印象的だったのは義平氏の職業を筆者がずっとアパレル店員と勘違いしていたことである。しかしあの、あんなエキゾチックで介護士はないだろう。うり変人は何かを「まんげ」と聞き違え喜んでいた。

アトラクションはクリスマス仕様になっていた。筆者は小二巫女と乗ったのだが、疲弊した体に暖かい室温と心地よい揺れが響き、昏睡と覚醒の狭間を彷徨っていた。なお、ホーンテッドマンションは3人乗りであり、2,2,3人で乗り込んだため、今回は誰か一人を犠牲にするような惨劇は起こらなかった。

アトラクションを抜けるとエレクトリカルパレードの最中であった。腹が減ったと豪語する男どもの要請に応えるべく食事処を目指すも、パレードのために道がままならない。やむを得ずパレードを見ていたが、きらめく電飾がなかなか綺麗でこれはこれでよかった。寒空の下、主にたこアレのケツも揉みしだき暖を得ていたところ、うり変人が「男の人の体で一番あったかいのは股間なの?」と無垢な質問をしてきた。なおちゃんは「多分そう」と言っていたが筆者は疑問だったのでなおちゃんのちんこを触って確かめようとしたところ全力で拒否された。仕方なくたこアレの股間で事を済ましたが、こいつはこいつで無抵抗すぎて面白味がない。せっかくスカートを履いていたのだから、レイニーあたりのちんこを揉めばよかったと後悔している所存である。

 

それからカリブの海賊やらスターツアーズやらに乗っていると、なんだかんだで飯を食う前に閉園の時間となったので、記念写真を撮って退散した。東京を知らない佐賀県民のために高級イタリアンレストランサイゼリヤで優雅な晩餐と洒落込もうとしたが、当然に満席であったので大人しく東京駅へ帰った。

「また遊ぼうね!」

「また会おうな!」

口々にそう言い合って、解散とした。Twitterという広大な世界で偶然出会った我々であるが、五年もの歳月を経るとただの数奇な出会いではなく、これからも続く繋がりのようなものを感じる。筆者は「今回のディズニーオフが懐古勢が集まれる最後の機会」と言っていたが、これが最後にならないよう、また何度でも集い語らいふざけ合っていきたい。