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オタク自省録

オタクのオタクによるオタクのためのブログ

ホモ臭いおっさんの飲みに参加したらしょうもなかった話

「若い女は金持ち男から絞れるだけ搾り取るべき」

というのが俺の『若い女論』であるが、強ち間違っちゃいないと思う。若い女というだけでヒエラルキーの頂点に近い場所に位置するわけだから、その身分を利用しない手はない。その若さという価値は歳を重ねるごとに薄れるという事実も俺の持論に拍車をかけている。

では若い男はどうなのか、という話なんだけど、まぁ価値あるとおもうよ俺は。女ほどではないにしろね。

 

俺はホモウケが非常にいい。ということは上京して半年で実感済みだった。電車で痴漢に合い、改札では連絡先を聞かれ、上司にはセクハラされる。その主体の全てが臭そうなキモおっさんであった時のことを考えて欲しい。俺ならこんなみてくれの俺を産み落とした親を恨むね。まぁ全員臭そうなキモおっさんなんだけど。

そんな俺だからか、先日Facebook messengerで見たことないおっさんからメッセージが入っていた。

 

「◯◯会ではSoaさんの雄弁にお見えしました。今度上京するので、よろしければ居酒屋でも行きませんか?」

 

まず最初に思ったこと。誰だこのおっさんは。全く身に覚えがないのでこのおっさんのFacebookページを見てみる。どうも岡山県の事業主らしい。◯◯会ってのは、俺が一時期某有名組織に属していた時に、偶然壇上に上がる機会があったので適当なことを喋った決起会みたいな感じの会だ。あの時数千人の前に立ったからその時に一方的に認知されたのかな。

それはそうとこのおっさんの外見がヤバい。ドラえもんの擬人化かよ。丸々と太った顔の輪郭に、剃っても剃りきれない剛毛ヒゲ。目は細く、あるのかないのかわからない瞳に、覆い被さるようなメガネ。間違いない。典型的キモデブホモ親父だ(クッソ失礼)

こんなホモ野郎(暫定)と飲みに行くとかありえへんがな、とも思いつつ、おっさんに声かけられたの初めてやな……パパ活的な感じか?と、冒険心も捨てきれない。そもそもキモいおっさんと2時間3時間同じ空間で同じ空気を吸うこと自体拷問以外のなにものでもないと思うが、なんせSoaは暇な大学生。ここは冒険でしょでしょしたくなってしまったのだった。

 

時は七時前。高田馬場の某居酒屋に俺は踏み入った。俺を飯に誘ったホモ親父はもう先に入っているらしい。messengerを信じると「政治系記者でも連れて行きます」とのことらしいので、強姦罪の共同正犯とみて間違いないだろう。俺はケツを引き締めて入場した。

店員に案内された場所に座っていたのは、Facebook通りのドラえもん体型のおっさんと、冴えない顔した連れらしき人々3人。

 

「すいませぇ〜ん、Soaです……」

 

恐る恐る近づいてみると、髭面のドラえもんが振り返り「あぁSoaさん!こちらに座ってください」と気さくに座席に案内してくれた。でも正直に言います。あなた、僕が忌避してるホモ上司にめちゃ似てるがな。

アルコールを入れる前からすでに気持ち悪い胃腸に喝を入れて俺は席に座った。どうもこの連れの3人は3人とも学生らしい。ド陰キャみたいな2人と、肉団子みたいな体格をした色黒の男だった。別にこいつらに恨みがあるわけでもなんでもないけど、つまんない奴と飲んでもつまんないんだよなぁ……

 

とまぁ、飲む前から意気消沈していた俺だから、適当に相槌を打ちつつ適当に時間を過ごしていた。学生はやはり意識高い系ばかりである。そりゃこんな会に参加する奴っつったら意識高い系か変態しかおらんわな。かくして俺は変態の烙印を自ら押した。

学生の1人は俺と同じゴミオタク大学の一年生らしい。やめろ、ガチ陰キャ時代の俺を思い出すからほんまつらい。しかもお前弁論部か。あの常識のない意識高い系と有名な弁論部か。どおりで意識高いわけだ。でもこの場に参加して一緒に酒を飲んでる時点で同じ穴のムジナだ。今日は飲むだけ飲んで帰ろう。

 

そう思っていると、遅ればせに社会人が1人やってきた。

「すみません遅れてしまって……」

真面目そうなリーマンって感じである。記者ってスーツで普段働いてんの?へぇ〜と思っていたら、ホモ親父(暫定)「彼は◯◯省で三年働いてる◯◯君でね」と紹介してくれた。政治系記者じゃなくて官僚やないか〜いw

まぁ官僚が来ることには問題ない。基本勉強しかしてきませんでした!みたいな真面目すぎて面白味に欠ける人間が官僚だと認識しているので(経験則から)期待もクソもない。強いて言えば行政の内部事情を聞けるかな〜程度である。俺のような不真面目な大学生代表と紹介されても何1つ疑問が浮かばないであろう人間には無縁な話ではあるが。

それにしてもつまらん。なんだこの会は。デブヒゲ親父を囲う会みたくなっとる。このキモデブがお偉さんだとかならまぁわかるが、所詮地方の事業主である。バカにするつもりは無いが、囲う理由もない。なんでこの学生3人はドラえもんみたいなおっさんを偉人のようにヨイショするのだろう。俺は不思議でたまらなくなり、ジンバックを三杯ほど飲んだ。

 

しかし良かったこともある。貞操の危機は逃れたということだ。この会に参加することを決めた時、俺は学生は俺だけかと思っていた。そのため、万が一襲われることがあってはならないので、二軒目は絶対に行かない、飲み過ぎないなどなど、ケツに俺以外の人間の一部分を触れさせない策を練りに練っていた。トルコ風アイス並みに練り上げた策も講ずることなく帰路につけそうだ。いやーよかった。良かったんだっけ?

クソつまらん話を聞きながら、枝豆やらサラダやら揚げ物やらをバクバク食い続けた。タダ飯食って帰ろうと思ってのことである。ラストオーダーも終わり、キモデブハゲホモ野郎の元に19000円ほどの領収証が見える。クレカで支払ったのかな。さて帰るか。と思った矢先

 

「今日はありがとうございました。じゃあ学生は2000円でいいかな?社会人は5000円で!」

 

オイオイオイオイオイ!!!!!お前俺から金とるんか??????こんなクソつまらん場所で臭い匂い嗅がせながら2時間も若い男を拘束しておいて、金とるんか??????

というか、別に俺がホモ受けしなくたって、普通社会人が学生に金出させねえだろ?嘘やろこのヒゲホモそれ魔剤?ってかよく考えてみてくれよ。俺はここに来るまで1時間かかってんだ。交通費は片道648円だよ?往復で1300円なの。それに飲み代2000円って、お前俺は3300円払って2時間の苦痛を感じてるわけか!!あっほくさ!!!

というわけで俺はげきおこぷんぷんまるである。もちろん、こんなこと本人の前で言ったら本当に掘られかねないので、心の中で叫んだ。タダ飯食えると思って遊び心で出かけたらこのザマである。若さを過信するのは本当に良くない。

 

俺は、クソデブヒゲハゲホモ野郎のような、面白さも財力も粋もないデブにだけはならんど ようにしようと固く誓いながら、夜の中央線通勤特快に乗り、一人泣いた。

オタクのガールズバー入門 3

ニャン吉「この辺に俺の行きつけのバーがあるから、とりあえずそこで落ち着こう」

ニャン吉の提案で近場のバーに移ることになった。ニャン吉も千鳥足で、自我なんてテキーラとともに飲み込まれたはずなんだけど、俺たちを安置まで送り届けなければならないという使命感からか、なんとかバーまで案内してくれた。
ちなみにこの道中、うめカスが勝手にタクシーを拾って離脱したもんだから、本日何度目かわからん「はーほんまうめカスつっかえw」を叫び散らした。あの時間確か割と静かだった気がするから近所迷惑だったと思う。そこらへん夜の店しかなかったけど。

 

バーに入ると、俺たちと同様先の祭りで酔いつぶれた男たちが居座っていた。カウンターに座り、ニャン吉にオーダーを任せ、俺はすぐさまトイレへ。リバースするつもりだったけど、もう何も出てこない。こうなるとあとは許容量を超えて摂取されたエチルアルコールと俺の肝臓とのガチンコバトルである。その戦場となる俺の体内は当然ボロボロにされ、半日は床から起き上がれない苦痛が続く。

 

ニャン吉「Soaさんお帰り」
俺「ただいまニャン吉」
ニャン吉「とりあえずグレープフルーツベースの飲みやすいやつ頼んだいたから、ゆっくりしてこうや」
俺「ほんまありがとなぁ」
ニャン吉「ガールズバー良かったやろ?あのカウンター一枚挟んだ距離感が堪らなくええんよ。ワンチャンは絶対に無いあの距離感がガールズバーやで!」

なんて、ガールズバーの良さについてプレゼンしてくれたニャン吉だったが「さーて、ルナちゃんにラインしよ」と、課金して手に入れたというルナちゃんのラインを見せられたもんだから説得力のかけらもない。男は所詮男である。
その後はというと、俺はバーに突っ伏して眠り込んでしまったのだが、眼を覚ますとニャン吉の家の床に寝転がっていて、どうやらニャン吉が俺を最後まで介抱してくれてたようだ。起きたはいいものの、俺とニャン吉はひとときの幸福感の代償として背負わされた気だるさ頭痛吐き気に襲われ、結局その日の夕方まで立つこともままならなかった。

オタクのガールズバー入門 2

ニャン吉はあっという間に酒を飲み干し、次の酒にうつる。負けじと俺もジントニックを空けて、カンパリソーダなどを嗜むこととした。

ニャン吉「Soaさん、カンパリ好きならカンパリをグレープフルーツとトニックウォーターで割ったものを飲むといいで」
俺「スプモーニかぁ。レシピ聞くと美味そうやな!」
ニャン吉「グレープフルーツとトニックウォーターで作るカクテルを◯◯モーニって言ってな、このレシピにハズレはないんよ」
俺「へぇ〜さすが元バーテンダーやなぁ!んじゃスプモーニお願いしていい?」
ルナ「ニャン吉さん詳しいな〜!スプモーニお願いしまーす!」

ニャン吉は高身長イケメンなだけでなく、元バーテンダーという経歴もあって酒に精通していて、こういう感じにオススメのお酒なんかを教えてくれたりする。「カンパリっていうのはハーブ酒でな、もともとは教会で病除けのために飲まれてたんよね」なんてイケメンに説明されたら女の子はコロッといっちゃうでしょ。俺がルナちゃんなら落ちてるね多分。

 

そんなこんなで、俺とニャン吉はルナちゃんとの会話とお酒を楽しんでいたんだけど、どうもこの場にそぐわない誰かが居座ってるような気がした。もちろん、うめちゃんのことである。入場したのは3名のはずなのにしゃべってる男は2人しかいない。お前それ一人金の無駄やで。

俺「うめちゃん飲んでる?」
うめちゃん「飲んどるよ」
ニャン吉「お前一杯目もまだ空けてないやんw」
俺「飲み放題なんやから飲まんと損やで!まぁとりあえずグラス持って!まま、とりあえず持って!」

ウェルカムドリンクを完飲させることに成功はしたものの、うめちゃんは一向に酒を飲まずルナちゃんと話そうともしない。これがついさっきまで「ガールズバー?ええやんいこいこ!w」とルンルン気分でスキップなんかしてた人間である。俺とニャン吉は「ハ〜うめカスつっかえw」「ほんまつっかえw」と笑いつつ、でもやっぱりうめちゃんに飲ませるのは面白いから、とりあえずテキーラショットを注文した。

 

ルナ「はい、テキーラショットです」
うめちゃん「なんで俺の前に置いてん」
ニャン吉「なんでって、えっ、うめちゃんが飲むんやろ?」
うめちゃん「いや飲まねえよw」
俺「えっ、飲まんの?ほんまに?ええの??」
ニャン吉「飲まんなら俺が飲むで?ええん?可愛い女の子に出してもらった美味しいお酒やで?」
俺「そんなん飲むしかないやろ!うめちゃんやっぱええわ。俺が飲む」
ニャン吉「Soaさん、それは良くないで。このお酒注文したの誰やと思ってんの?俺が飲むわ」
俺「いやいやニャン吉。そりゃそうだけども頼むから俺に飲ませてくれや!」
ニャン吉「んーせやな、ならルナちゃんに決めてもらおかw」

うめちゃんはテキーラを一飲み。その直後、逃げるようにトイレに駆け込んだ。なんかガールズバーっつっても、女の子と話すよりうめちゃんをいじりたおす方が楽しい気がする。こんなもんなん?ってニャン吉に聞いたら
「まぁ、うめちゃんは愛すべきバカやからな」
なんて答えになってない答えが返ってきた。

 

俺がスプモーニのおかわりを貰っているとトイレからうめちゃんが戻ってきた。ニャン吉は「モスコミュールのジンジャーエール抜き」なんていうただのウォッカロックを頼んでいたんだけど。これを見たうめちゃんは「メキシコーラのメキシ抜き」を頼んだ。「ただのコーラとかほんまうめカスw」「はーつっかえw」俺たちは散々煽ったけど、なんかほんまに辛そうだったからメキシ抜きのメキシコーラの注文を見過ごした。

ルナ「もうそろそろ時間やけど、延長とか……」
ニャン吉「あーもうそういうの、ええから。聞かんでや。延長で。」

ようわからんけど楽しいからええわ。

 

続いてゲームでテキーラを飲ませ合うこととなった。参加者は俺たち野郎3人とルナちゃん。カラオケで点数だして、カブという方法で決着つけるらしいけど、この時点でやれジンバックやれカシスビアと好き放題飲み倒してたから詳しいルールはあんま覚えてない。とりあえずうめちゃんに歌わせたかったことと、結果的に俺たち野郎3人がテキーラショットを同時に飲んだことは覚えてる。俺たちは本当にゲームに負けたんだろうか。

それからというもの、俺が東京から輸入した数々のゲームや、特に理由はないけどなんとなくノリでテキーラショットを飲み続けた。飲みサーで酒を飲まされることに慣れている俺は自ら胃の中のものを吐き出す術を覚えているので、頃合いを見てトイレにリバースしに行くわけだけど、どうもアルコールのペースが早すぎて胃の中全てを出し切ってもアルコールが回る。ただただテキーラと会計が積もっていくばかり。

ルナ「すごい!テキーラのチェイサーにメキシコーラって両方テキーラじゃん!」
俺「そう?こんなん(メキシコーラ)ジュースと変わらんで?全然大丈夫やわ」

大丈夫なはずがないのである。俺の食道と胃腸は悲鳴を上げ、嘔吐の衝動に駆られまくっている。息を吸うように見栄を張る、あるいは見栄を張らんと生きていけんのが男という生き物だということを皆さんにも理解していただきたい。

ニャン吉「そうそう、カクテルなんてアルコール入ってるかどうかわからへんからな。今まで飲んどったのはファンタやで」
俺「わかる。テキーラに比べりゃジュースでしかねえよな」

お酒はお酒なのである。女の子の前でいいとこ見せようと、しょうもない男たちの意地の張り合いが始まってしまった。ルナちゃんに「2人ともお酒強いんだね〜!」と言われる度に「ジュース」を追加注文する。そんなことを続けてたもんだから、酒にそんな強くない俺は言わずもがな、酒に強いニャン吉すらも流石にべろんべろんになり、何がなんだらわけわからん状態だった。


気づけば「まま、マスターも飲んで」と、男性のマスターみたいな人にもお酒を勧めたり「延長とかもう聞かんでや。せんわけないやろ?」と、最終的な料金がどこまで膨れ上がるか知れないような言動を遠慮なく口にしていた。それもそのはずで、当時の俺やニャン吉に通常の判断能力は無く、酒と女と無駄なプライドだけがぐるぐる回っていたと思う。男とは実に愚かな生き物だと思わざるを得ない。

一方うめちゃんはというと、二杯目のテキーラ以降死んだようにカウンターに覆い被さって、おそらく彼にとっては惨劇以外の何物でもないこのカウンターのコーナーから意識を飛ばしていた。そのくせ時たまむくりと起きては飲み放題のメニュー外のチーズ盛り合わせなんかを勝手に注文したりする。しかも当の本人は一口だけつまんでまた眠りにつく。ニャン吉曰く「Soaさんにお金出すのはええけど、うめカスが勝手に頼んだチーズ500円だけはどうも納得がいかん」とのこと。俺的にはその唐突かつ意味不明な注文で大爆笑できたからまぁ良しとしたい。

会計はニャン吉が全てやってくれた。もうお金の計算に回す脳の容量は無いだろうと思っていたけど、そこは流石男前、俺たちが全く気づかないうちに会計を済ませていた。後から聞くと実に5万円ほどの会計だったとか。でもあそこのガールズバーに何時間いたか全く記憶にないから、3人でこれが高いのか安いのかよくわからんわけないよね高いよねニャン吉ありがとう。

 

「ありがとうございましたー!」

 

現在時刻もわからんまま、俺たちは這々の体でガールズバーを後にした。ルナちゃんが扉の向こうから最後まで手を振ってくれていたことを覚えてる。さてこの酔っ払い3人で今からどうするか。